ネットワーク統合管理サービス

Yamaha Network Organizer(YNO)

見える化の新しい形
ヤマハが提供するクラウド型のネットワーク統合管理サービス
対応製品:RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830, NVR700W, NVR510, FWX120, WLX413, WLX323, WLX322, WLX222, WLX212


  • クラウド経由で拠点の機器を管理/分析可能
  • 設定変更からログ分析までをクラウド上で実現
  • 単一拠点から多拠点の管理まで規模に合わせて活用可能なクラウド型ネットワーク統合管理サービス
 

Yamaha Network Organizer(YNO)とは?

「Yamaha Network Organizer(YNO)」は、ヤマハネットワーク機器をクラウド上で監視・管理することのできる統合管理環境を提供するサービスです。機器の管理や設定変更だけでなく、SYSLOGの解析機能も搭載されています。
HTTPS通信ができる環境であれば、NAT配下やプロキシ配下なでも利用可能です。
YNOからはルーター及び無線LANアクセスポイントを直接管理可能です。(スイッチはルーター経由で管理可能です。)
無線LANアクセスポイントは上位にヤマハルーターが無い環境でもクラスターの仮想コントローラー経由で個々の無線LANアクセスポイント機器を管理できます。無線LANアクセスポイントのYNO対応機能については「YNO操作マニュアル」をご参照ください。
以下の特長は主にルーターの管理についての記載になります。

主な機能

Yamaha Network Organizer

基本機能

・CONFIGの管理・復元

管理する複数のヤマハルーターのCONFIGに共通の名前をつけ、まとめてバックアップしておくことができます。
バックアップしたCONFIGは、ひとまとめにした全機器に対して同時に復元したり、個別に復元したりすることもできます。
たとえば、グルーピングしてある機器群に対してCONFIGの変更を行った結果、意図しない結果となった場合に変更前のCONFIGに簡単に戻すことができます。この機能により、安全にCONFIGの変更、変更後の動作確認が行えます。
詳しくはYNO操作マニュアル「CONFIGのバックアップと復元」をご参照ください。

・一括設定更新

管理するすべてのネットワーク機器の設定をYNOのWeb管理画面上から行えます。
機器を自由にグルーピングして設定変更できるため、一台一台設定変更する必要がなくなり、ネットワーク管理者の作業負荷を軽減できます。例えば、IPフィルターの設定、DNSの設定、Wi-FiのSSIDの設定などを一括変更することができます。
詳しくはYNO操作マニュアル「機器の管理」をご参照ください。

機器管理画面

機器管理

機器詳細画面

機器詳細

・ファームウェアの一括更新

管理する複数のネットワーク機器を選択して、一括でファームウェアを更新することができます。
ファームウェアの更新は任意の時間に実行できます。たとえば、利用者の少ない夜間の時間を指定してファームウェアを更新できます。
詳しくはYNO操作マニュアル「ファームウェアの更新」をご参照ください。

ファームウェア更新画面

ファームウェア更新

・GUI Forwarder:LAN側のネットワークを可視化

YNO経由で拠点機器のGUIにログインできます。
「LANマップ」を経由すれば、ルーター配下に接続されたスイッチ、無線LANアクセスポイント、端末まで含めたLANのネットワーク構成を可視化できます。さらに可視化されたネットワーク機器の設定、異常の確認が簡単にできますので、わざわざ拠点に行かなくても遠隔からトラブルシューティングができます。
ルーターのLANマップ機能経由であればルーター分の1ライセンスでルーター配下の機器へアクセス可能です。
詳しくはYNO操作マニュアル「機器のGUIを表示する」をご参照ください。

LANマップ画面

LANマップ画面

GUI Fowarder

GUI Fowarder

・アラーム通知

管理するネットワーク機器から通知されたアラーム情報は、YNOの管理画面でまとめて確認できます。
発生したアラームをメールで受け取ることもできますので、素早く問題を確認して、問題解析に着手できます。
詳しくはYNO操作マニュアル「アラームの管理」をご参照ください。

アラーム一覧画面

アラーム一覧画面

・ゼロコンフィグ

拠点ルーターはプレイスIDの設定により、YNOから自動的に設定をダウンロードすることが可能です。
多拠点のキッティング作業や、保守交換の際に、現場での作業効率を大幅に向上させることができます。
詳しくはYNO操作マニュアル「ゼロコンフィグ」をご参照ください。

ゼロコンフィグ機能

ゼロコンフィグ

LAS (Log Analysis Service: ログ分析サービス)

LAS (Log Analysis Service) はヤマハネットワーク機器の各種ログをYNOマネージャーに集約し、分析するサービスです。YNOエージェントはヤマハネットワーク機器からログを収集し、YNOマネージャーに送信します。
詳しくは技術資料「LAS」をご参照ください。

・ダッシュボードで「見える化」

複数拠点の管理ルーターのネットワーク状態を一覧で表示。トラフィック、CPU使用率、NATセッション数等のパラメーターをグラフ表示し、管理者のネットワーク状態監視を手助けします。
詳しくはYNO操作マニュアル「機器統計情報」をご参照ください。

機器統計情報やSYSLOGをランキング形式やグラフ形式で表示する機能も搭載しており、PDFファイルでダウンロートできますので、報告書も簡単に作成が可能です。
詳しくはYNO操作マニュアル「サマリーレポート」をご参照ください。

サマリーレポート

サマリーレポート

サマリーレポート機能

サマリーレポート機能

・SYSLOG解析機能

YNOでは3ヶ月分のSYSLOG(※一部圧縮しています)を保存。蓄積されたSYSLOGは「全文検索」ページで、キーワード/期間/SYSLOG種別などを指定した絞り込み検索が可能です。

全文検索

全文検索

「キーワード統計機能」では、"error"や"Rejected"のような不審な通信や動作に関するキーワードを指定して時系列グラフの分析を行えトラブルの予兆を早期に発見できます。

キーワード統計機能

キーワード統計機能

・SYSLOGリアルタイム表示機能

複数のヤマハネットワーク機器のSYSLOGをリアルタイムに監視することができる[リアルタイム表示]ページも提供。
拠点間VPNを設定する際の疎通確認や、不具合拠点と正常拠点のSYSLOGを見比べながら解析と様々な活用が可能です。

リアルタイム表示機能

リアルタイム表示機能

詳しくはYNO操作マニュアル「SYSLOG管理」をご参照ください。

マルチテナント機能

・ユーザー権限の拡張

ユーザー毎に閲覧権限か管理権限の付与を選択可能です。
オペレーター権限で、機器ごとにユーザー権限を割り振り、ユーザーごとに管理権限の有無を設定することが可能です。
多拠点管理の際に拠点管理者にも設定権限を与える、サービス提供の際にエンドユーザーに設定権限を提供する、といった形の展開をすることもできます。
詳しくはYNO操作マニュアル「マルチテナント構成で管理する」をご参照ください。

マルチテナント機能

マルチテナント機能

API対応

外部システムからREST APIでやりとりが可能です。
APIの種別は順次拡大しております。詳しくは「Yamaha Network Organizer (YNO) 管理APIリファレンス」をご参照ください。

API対応

API対応

・無線LANの電波状況を可視化

YNOのWeb管理画面経由で無線LANアクセスポイントの「無線LAN見える化」画面に簡単にアクセスできます。
「無線LAN見える化」画面では、ヤマハ独自のアルゴリズムで無線LANの状態の分析、評価を行い、その結果をわかりやすくグラフィカルに表示し、問題解決をサポートします。

無線LAN見える化画面

無線LAN見える化画面

【Yamaha Network Organizer(YNO)無償試用ライセンス】のご案内

YNOの魅力的な機能をより多くのお客様にお試しいただける「試用ライセンス」。
管理対象台数3台以下で、3カ月間お試しいただける試用ライセンスを、無償でご提供いたします。

品番 接続台数 有効期間 試用ライセンス価格(税抜)
YNO試用ライセンス 3台 3カ月 無償

参考資料

Yamaha Network Organizer(YNO)操作マニュアル
『YNO』の基本的な設定方法や操作手順について紹介しています。

利用規約 [PDF:759KB]
『YNO』の利用規約です。

ヤマハネットワーク機器のYNO対応状況
YNOの対応機種およびファームウェアリビジョンを公開しています。

動作保証・サポートについて

YNOのご利用において、製品の修理対応終了日をもって当該製品でのYNOの動作保証・サポートを終了させていただきます。
修理対応終了日(終了予定日)は 「修理対応終了予定/生産完了品」 ページをご覧ください。


メール

ご相談・お問い合わせ