株式会社東栄リーファーライン

衛星通信の高速化に伴い、船舶の船内LAN整備が進んでいます。
株式会社東栄リーファーラインでは、船内ネットワークの構築に信頼性の高いヤマハ製品を採用。
インド洋や南太平洋の激しい揺れや、赤道から南氷洋に近いオーストラリア南方までの大きな気温差にも耐え、安定したネットワーク環境を船員に提供しています。

  • ◎過酷な環境への耐性:揺れが激しく、気温差も大きい環境でも安定して稼働する堅牢性
  • ◎遠隔監視・管理:洋上や海外はトラブル対応が困難なため、リモートで監視・管理ができる仕組み
  • ◎船員向けインターネット環境の整備:外航船員の福利厚生として、高速インターネット接続を提供

導入の背景

従来、船舶ネットワークには衛星通信(VSAT)が広く使用されています。しかし近年インマルサット社のNexusWave(※) などの高速衛星通信サービスが登場しており、船舶のインターネット接続環境は大きく改善しています。現代社会においてインターネット接続環境は船員の福利厚生に欠かせない設備ともなっており、東栄リーファーラインでは船員の満足度向上と運行用ネットワークの安定性向上のためにNexusWaveを導入するとともに、船内ネットワークをヤマハ機器で構築。運行用・船員用の両方のネットワークで安定した通信環境を確立しました。

※NexusWaveは、インマルサット社の提供するGlobal Xpress(GX)Kaバンド、LEO(低軌道)、沿岸LTE、Lバンドのサービスをシームレスに統合し、データ容量無制限でグローバルなカバレッジを実現する信頼性の高い高速インターネットを提供する、フルマネージドのボンディング接続ソリューションです。

船内ネットワークをヤマハ機器で構築

選定の理由

高い安定性と実績:長年の使用実績があり、故障率が低い

LANマップによる遠隔管理:船舶が外洋にあっても、ネットワーク機器の状態を可視化し、管理が可能

東栄リーファーラインでは、以前は他社製のスイッチを船内ネットワークに導入していましたが故障が多く、外洋に出てしまうと交換できない船舶では大きな問題でした。事務所でも利用していたヤマハ製品を、6年前に船舶でも採用。ヤマハ製品に替えてから、ネットワーク機器の故障率は1 割以下に激減しています。

船内に設置されているスイッチと無線LANアクセスポイント 船内に設置されているスイッチと無線LANアクセスポイント

導入後の効果

揺れや振動が多く、零下~50度に達する環境でも6年間故障無し

GENTA MARUでは6年前にヤマハ製品でネットワークを構築。導入後の故障は無く、マグロ運搬船という過酷な環境下でも安定稼働し、船員の業務と福利厚生を支えています。

LANマップで外洋/外国/港にある船舶のネットワークも日本から管理可能に

ネットワークの接続構成確認・リプレイス時のconfig流し込み・ファームアップも全て遠隔から実施可能になり船舶が外洋や外国にあるときはもちろん、国内港やドックに帰港中も事務所からネットワークの管理が可能になりました。

インマルサット社の衛星通信アンテナ インマルサット社の衛星通信アンテナ

ユーザーの声

高速衛星通信とヤマハ製品+LANマップで船員の満足度向上と業務量削減を実現

ヤマハ製品を導入するまでは船内ネットワーク機器は故障が多く、船員はIT知識が無いため交換も難しく、ネットワークトラブルへの対応は大きな課題でした。ヤマハ製品を導入してから故障が激減し、LANマップによる遠隔管理も可能に。これにより出港後の船員のスマートフォンの接続サポートまでできるようになりました。ヤマハ製品は国外で代替品 を入手できないのが玉に瑕ですが、そもそも故障が起こらなければ問題ありません。今後もヤマハネットワーク製品で船舶ネットワークを構築していきたいと思います。

株式会社東栄リーファーライン様
  • システム課
    宮崎 課長
  • 営業部
    森 部長
  • システム課
    飯島 次長

導入企業様

株式会社東栄リーファーライン様

株式会社東栄リーファーライン様

所在地
〒105-0014 東京都港区芝三丁目5番5号 NMF芝公園ビル8階
Webサイト
株式会社東栄リーファーライン様

(2025年9月8日掲載)


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